2016.10.05 :平成28年第3回定例会(第13号)本文
「エコドライブの普及」

 さて、東京都は、自動車から排出されるCO2の削減に向けて、燃料自動車、電気自動車といった次世代自動車の普及を進めております。加えて、誰もが今すぐ実行できるエコドライブ、すなわち急発進、急減速を行わないなどのソフト対策も大切です。
 東京都は、トラック事業者を中心にエコドライブの取り組みを進めています。中でも、平成二十四年度からスタートした貨物輸送評価制度は、事業者のやる気を引き出す制度であり、毎年、評価事業者が拡大しています。
 今後、自動車のCO2削減をさらに進めていくためには、この制度の参加事業者を一層ふやしていくとともに、トラック事業者以外にも広く一般にエコドライブの取り組みを普及させるべきであります。ご見解を伺います。(拍手)   〔環境局長遠藤雅彦君登壇〕
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◯環境局長(遠藤雅彦君) エコドライブについてでございますが、エコドライブは、CO2を約二割削減するとともに、燃料費の節約や交通事故の低減等の効果もあり、多くのドライバーにエコドライブを普及することが重要でございます。
 都はこれまで、トラックの車種などの区分ごとに実燃費で運送事業者を評価し、表彰する貨物輸送評価制度を実施するとともに、九都県市と共同して、一般ドライバー向けに、エコドライブの技術を身につける講習会の開催やイベントでの普及啓発を行ってまいりました。
 今後は、貨物輸送評価制度のさらなる拡大を図るため、より多くの事業者が参加しやすい仕組みへの改善を検討するとともに、自動車関連の企業や関係団体と連携して、一般ドライバーに対して、エコドライブの意義や運転技術について発信をしてまいります。